特別企画第二弾『編集長の年末特別情報』 有馬記念を当てるならここに参拝!皆中(みなあたる)の稲荷「皆中稲荷神社(かいちゅういなりじんじゃ)」

社殿

京都まで行くのは、ちょっと・・・・という皆様へ。

東京・新宿にある
皆中稲荷神社(かいちゅういなりじんじゃ)」をご紹介

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(以下、皆中稲荷神社ホームページより抜粋)

歴史

天文2年(1533年室町時代)武蔵の国の地に大窪と呼ばれる一帯が有りました。伊勢神宮の御師(おし)と呼ばれる人の御旅所としてあばら屋が作られ、神宮の御神札を配ったり、旅の途中の休み所として、又御祈願をする所として使われておりました。そこへ段々人が集まるようになり、そのお宿を御宮へと作り直し神社としたのが現在の暦の9月27日であるというのが口碑伝承です。但し、古代の地図の無い頃でしたので、詳しい場所はわかりません。

徳川幕府が入府し、此一帯が鉄炮隊の入植地とされてからが現在の皆中稲荷神社の初めです。
神社と鉄炮隊とは、ある隊士が射撃の修練を行っていたところ、朝早くから夕遅くまで何日も掛けて練習をしても上手くいかず、悩みうつらうつらとしていたところ、狐の鳴声と共に老人とも若者とも見える者が目前に出て、「百人隊の近くに有る御宮だが参拝する者も奉納される物も無く寂しいので、お前が御米、御酒、野菜、果物などを奉り納めれば、その願いを何でもかなえる」との言葉を聞いた気がしましたが、気のせいとほおっておきました。しかし2、3日たちやはり夢に立つので気になり諏訪から戸塚、熊野とさまよい探しましたが目に付かず、ふらふらと歩き疲れた所で、地元のある人から「ある林に鬼火が立ち数頭の狐や親子狐が出入りする怪しげで不思議な所がある」と聞き、ある日夕暮れに鬼火の出ている所を探したところ、へんぴな所で、ふと目の前に人気の無い林の内にうら寂れて屋根の落ちた御社が見つかりました。怪しんでいたところ、狐が2、3匹御社の内から迎えるように出て、挨拶をするように頭を下げ隊員の目の前に木の葉とも枝とも見える板や小石を置いて戻りました。それを袂に入れ家へ帰り寝ていると夢の中で件(くだん)の若者とも老人とも見える者が2匹の狐を伴って出てきて「よく来た、よく見つけた、それが私の宮である」との言葉が有り、その瞬間雷に打たれたかのように目がさめ、それから直ぐにその小石や板を持って射撃所へ行き、打つと百発百中となり、どんな姿勢でも当たるようになりました。それから朝夕に御礼と思い御宮へ頭を下げると願い事が叶い、病気は良くなり、傷は治り、憑き物は落ち、悩みは無くなり苦しみがなくなりました。その内に何人もの隊員がその事に気が付き、その林の内の御宮から百人隊の中地へ御宮を急ごしらえで作りました。

きつけ(狐)何でも当たる、また百発百中を的中と言うので願い事は何でも落としてくれる神社として奉られ、いつしか「みなあたる」神社が皆中神社として、願うと食べ物に困らない、食中り食下しにならない、そしてお米や野菜の出来が良くなる事などから「御食饌神(みけつかみ)」、そしていつも狐がよく出入りする事などから、ある占い師が「これは異なる神様だ」「これは稲なる神様だ」と言ったことから、異なる神→稲なる神として稲の神、稲荷神社と付けその内に「何事も当たる神様」から皆中稲荷神社へと名前が呼ばれるようになったとの事です。そして新しく御宮を建て鎮座した日が、奇しくも9月27日に当たっていたのは偶然だとの事です。

皆中稲荷神社と鉄炮組百人隊

寛永年間、徳川幕府が鉄炮組百人隊を此の地に駐屯させており旗本や
上下の士に篤く信仰され、又(百人町の由来)町名も百人町と名付けられました。当時、鉄炮組与力が射撃の研究に精魂を傾けておりましたが中々思うに任せず、稲荷之大神が夢枕に立たれ霊符を示されました。翌朝不可解なまま社頭にお参りを済ませ、大矢場にて射撃を試みたところ百発百中、見事な進境に驚いたとのことであります。此れを目のあたりに見た旗本の士が競って霊符を受け射撃をしたところ悉く的中したと云われます。
此の話が近郷近在に伝わり、唯射撃のみでなく様々な願い事をする参詣者が日増しに多くなり、不思議な神託霊夢などにより幾多の霊験あらたかなものがあり、世人は此の神社を「皆中の稲荷」と称へるようになり、それ以後「皆中稲荷神社」と云う名で呼ばれるようになりました。
現在当神社には鉄炮組百人隊が奉納した、鳥居、手水舎、灯籠等があり、往時の面影を留めております。

御祭神

■倉稲之魂(うがみたま)之大神
■伊邪那岐(いざなぎ)之大神
■伊邪那美(いざなみ)之大神
■諏訪(すわ)大神
■大和武命(やまとたける)

住所・交通

住所:〒169-0073 東京都新宿区百人町1-11-16
TEL:(03)3361-4398 FAX:(03)3360-1794

交通:JR山手線新大久保駅徒歩1分、JR総武線大久保駅徒歩2分
URL : http://kaichuinari-jinja.or.jp/index.html